聞き手/酒井 綱一郎(日経BP社取締役副社長)

“環境のコスモ”として先駆的な取り組みを続けるコスモエネルギーホールディングス。今後は陸上だけではなく洋上風力発電にも積極投資していく。

――コスモエネルギーグループの新連結中期経営計画(第6次、2018〜22年度)と連動して、同期間の新連結中期CSR計画を策定されました。このCSR中計の特徴を教えてください。

桐山 浩(きりやま・ひろし)
コスモエネルギーホールディングス 代表取締役社長
1979年京都大学工学部卒。同年4月大協石油(現コスモエネルギーホールディングス)入社。2011年コスモ石油常務執行役員 経営企画部長兼改革推進部長、15年取締役専務執行役員等を経て、16年コスモエネルギーホールディングス副社長執行役員、17年から現職。兵庫県出身。

桐山 浩氏(以下、敬称略) 当社が地球環境保護の取り組みを始めたのは2002年のことです。経営の中計と連動して、現在のCSR中計のもととなる環境中計を作りました。

 きっかけは、当時のコスモ石油社長が環境対策に熱心だったことです。ノーベル化学賞受賞者・福井謙一さんとお付き合いがあり、福井先生から「20世紀は石油の世紀だったが、21世紀は地球修復の世紀。石油を本業とするコスモも積極的に取り組まなければいけない」とアドバイスをいただいたことで、地球環境を意識するようになりました。

――環境に取り組まれたのはかなり早い時期ということですね。

桐山 私たちは石油会社だから、地球に負荷をかけている側だという声は確かにありました。だからこそ地球環境の貢献に取り組むべきだと、当時社長の主導でスタートしたのです。具体的には、私が初代環境室長となり、環境中計などを推進していきました。

――今回の新中計並びにCSR中計では、取り組みを通してSDGsの実現に貢献することをうたっています。

桐山 中計でSDGsに言及したのは今回が初めてです。当社の取り組みをSDGsに当てはめ、一つひとつ見直しながら打ち出しました。とはいえ、国連グローバル・コンパクトにも参加していますし、以前からSDGsに該当する取り組みを続けてきたので、なすべきことは基本的に変わらないと考えています。