聞き手/望月 洋介(日経BP総研 所長)

創業以来、有機性廃棄物の処理に取り組んできたタカヤマ。「有機善循環」を軸足としたオンリーワン企業として、SDGsで目標を設定している。

――タカヤマは2017年に60周年を迎えましたが、この間、どのように事業を拡大してきたのでしょうか。

齊藤康祐(さいとう・やすひろ)
タカヤマ 専務取締役
2002年3月亜細亜大学卒業。同年4月都内大手ビルメンテンス会社で経営を学び、2006年4月タカヤマに入社。同年10月にはエコジョイン富岡工場の開設と運営を統括。2008年取締役就任、2009年専務取締役就任

齊藤康祐氏(以下、敬称略) タカヤマは汚水や汚泥、生ゴミなどの有機性廃棄物の処理を行う会社です。廃棄物は非常に範囲が広く、20数種類もありますが、私たちはリサイクル可能で、土に還る有機性のものを扱っています。もともとは地域でし尿くみ取り業をやっていたのですが、そこを出発点に現在では130人を超える社員で、関東一円で事業を展開しています。

――会社のコンセプトに「ECOJOIN」を掲げています。

齋藤 エコロジー活動を通じて、“資源をつなぐ・地域とつなぐ・自然とつなぐ・後世につなぐ・人から人へとつなぐ”という思いを込めた考え方です。廃棄されるものに新しい息吹を与え、使う人と一緒になってリサイクル循環の完成を目指しています。その中で、世の中に役立つような「有機善循環」の実現を軸足とした創意のオンリーワン企業でありたいと考えています。

――2018年9月期の業績はいかがでしたか。

齋藤 売り上げは25億円を超えて、利益も順調に確保しています。10月からの2019年度は人材育成に焦点をあてて事業を進め、2022年度までに売上高30億円、営業利益率30%を達成する計画です。有機性廃棄物を扱う企業は関東地方で数社しかなく、ニッチな分野です。そのこともあり、高い利益率につなげているのですが、さらに企業としての付加価値を高め、高収益の実現を目指していきたいと考えています。