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節分の福豆、食べきっていますか?

(2017/02/01)

 社会派レシピスト、食の探偵団・団長、のサカイ優佳子です。

 ふだんはおつまみコーナーにひっそりと並んでいる煎り大豆。一年に一度、節分の前にはスーパーにも特設コーナーができ、さまざまな種類が並びますよね。年の数だけ食べるのが決まりながら、年を重ねるとなかなかそれほどにも食べられず。また、時節柄と思って買うものの、残らせてしまうという方も少なくないようです。

♪煎り大豆なら簡単に料理ができる

ヨーグルトで戻した大豆を使ったサラダと大豆入りハンバーグ。米と一緒にただ炊くだけの煎り大豆ごはん

 豆をもっと食卓に取り入れたいと思いながらも、戻して茹でてというプロセスが面倒でなかなか手が出ないという方もいるかと思います。が、煎り大豆を使えば簡単。

 例えばひじきの煮物に大豆を加えたいとなれば煎り大豆をそのまま煮汁に加えてひじきとともに煮るだけ。カレーやシチューなどにも加えてみてください。10分ほども煮れば茹で豆のような柔らかい食感になります。煎りの工程で香ばしさが加わり、ふつうの茹で大豆に比べれば若干色が濃いとは思いますが、それほど気になることはないでしょう。

 黒煎り豆であればそのままごはんと共に炊けば綺麗なピンク色に染まるはずです。味付けは、必要であればちょっと塩を振る程度でも美味しい。

 水気が少ない料理に使いたい時は戻します。水に浸けておけば30分しないうちに柔らかくなるので、そのままサラダなどにも使えます。ただ水溶性の成分は戻し汁に流れ出てしまうので、戻し汁も捨てずに味噌汁や鍋物など他の料理に使ってしまいましょう。

♪ヨーグルトで戻してサラダやハンバーグにも

 水ではなく、重量の3倍ほどのプレーンヨーグルトとよく混ぜて冷蔵庫に8時間ほどおくと、煎り大豆がヨーグルトの水分=ホエーを吸って柔らかく戻ります。そのまま冷蔵庫で1週間ほどは保ちます。ヨーグルトと大豆の栄養すべてを取りこぼしなく摂ることができるのがこの方法のメリット。水戻しに比べて大豆の食感が美味しく残るのも特徴です。サラダの具として、またグラノーラに混ぜて朝食に、ハンバーグに混ぜてゴロゴロ大豆入りハンバーグにするのも好評です。

 昨年の今ごろ、友人にこのことを話したら、余らせていた煎り大豆をいつもの倍買うことになったとのこと。黒大豆や、大豆の品種にこだわるものなど、煎り大豆の種類も増えてきています。おつまみとしてだけでない楽しみ方、広めたいです。

 今年は家族で豆まきを楽しんで、残った煎り大豆は上手に活用してみてくださいね。

お知らせ

「毎日食べたい乾物ヨーグルトレシピ決定版」(世界文化社)。

乾物をヨーグルトで戻すという食べ方を提唱したサカイさんならではの、とっておきレシピが多数紹介されています。肉や魚と合わせた主菜やスイーツ、朝食レシピまで毎日の食卓のヒントが載っています。

サカイ優佳子ホームページ : http://yukakosakai.net

DRYandPEACE(代表理事:サカイ優佳子)のホームページ:http://dryandpeace.com

********サカイ優佳子(さかい・ゆかこ)プロフィール 「五感を重視した食育ワークショップ『食の探偵団』を2002年より田平恵美とともに主宰。田んぼを残したいという思いから07年より米粉の利用法の提案を続け、11年からは『乾物は未来食』という思いから伝統的乾物の新しい使い方や、世界各地の乾物の知恵、料理法の研究を開始。DRY AND PEACEプロジェクト推進中。著書に『感じる食育 楽しい食育』『米粉ランチ』等。
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