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オーブンは煮込み料理にこそ威力を発揮!

(2017/03/01)

 社会派レシピスト、食の探偵団・団長、のサカイ優佳子です。

 もうすぐ春!ではありますが、我が家では今日もオーブンが大活躍。

 オーブンは持っているものの、あまり使わないという声もよく聞きます。が、私にとっては料理の強い味方!特に煮込み料理は、オーブンがないと自分の味が出ないと思うほどです。

 オーブンの長所は、ガスコンロと違ってまず焦がす心配はないし、放っておいても安全なこと、余熱が続くこと、下からだけでなく全体に加熱してくれること。温度設定とタイマー設定ができること。

♪鍋ごとオーブンでトロトロに

 例えばシチュー。具材を炒めてスープをはり沸騰させたら、蓋(*編集部註:オーブンで使用可能な耐熱性の素材でできた蓋を使って下さい)をして鍋ごとオーブンに入れて160度くらいにセット。牛塊肉も3時間ほどでトロトロになります(そのまま放置して余熱調理すればさらに)。しかもその間は好きなことをしていられます。

 出かける前に下ごしらえをしてオーブンに入れておくことで、夜に家に戻れば温めなおすだけ。時間をかけて煮込んだ料理が食べられるのは本当に重宝です。子どもたちが小さい頃も、オーブンがあったことで料理にかける時間を減らすことができ、子どもとの時間を楽しむことができました。

 オーブンというと洋風の料理を思い浮かべる人も多いかとは思いますが、私はおでんもオーブンにお任せしています。煮込みではないですが、ベイクドポテトもオーブンに入れて多めに作っておけば(蓋ごとオーブンに入れることができる鍋に洗ったジャガイモを入れて、大きさによりますが170度で40分程度)、いろいろな料理に展開できます。

♪部屋が少し温まるのもオーブンの魅力

 圧力鍋を使えば短時間で煮込み料理を作ることもできますが、私はやはりオーブンの方が好き。理由は二つ。

 焦って料理をするのが好きではないこと。そして、圧力鍋の煮込みは火の通りは速いのですが、味を染み込ませるにはしばらく時間を置かなければならず、火が通ってすぐに食べると味わいが劣ること。

 オーブンが動いていると部屋も少し温まります。ロシアのペチカと同じですね。

 グラタンを作る時だけしか使わない、という人も、シチューやおでん、オーブンで作ってみませんか?

お知らせ

サカイさんの著書「毎日食べたい乾物ヨーグルトレシピ決定版」(世界文化社)。

乾物をヨーグルトで戻すという食べ方を提唱したサカイさんならではの、とっておきレシピが多数紹介されています。肉や魚と合わせた主菜やスイーツ、朝食レシピまで毎日の食卓のヒントが載っています。

********サカイ優佳子(さかい・ゆかこ)プロフィール 「五感を重視した食育ワークショップ『食の探偵団』を2002年より田平恵美とともに主宰。田んぼを残したいという思いから07年より米粉の利用法の提案を続け、11年からは『乾物は未来食』という思いから伝統的乾物の新しい使い方や、世界各地の乾物の知恵、料理法の研究を開始。DRY AND PEACEプロジェクト推進中。著書に『感じる食育 楽しい食育』『米粉ランチ』等。
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