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親子で学ぶ、はじめての「SDGs」

(2018/09/12)

「SDGs」という言葉をご存知ですか? SDGsとは、「世界を変えるための17の目標」です。ecomomが制作に協力したサイト「Edu Town SDGs -わたしたちが創る未来-」では、子ども向けにわかりやすくSDGsを解説しています。SDGsは私たちの暮らしにも深く関わりがあることです。ぜひ、この機会に子どもと一緒に、SDGsについて学んでみましょう。(取材・文=工藤千秋 イラスト=コダシマ アコ)

2030年までに世界が達成する17の目標

 「SDGs」という言葉を耳にしたことはありますか? 言葉は知らなくても、色とりどりの四角いタイルが並んだロゴマークを目にしたことがあるかもしれません。

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 SDGsとは、2015年の国連サミットで採択された、「世界の持続可能な開発に向けた17の目標」(Sustainable Development Goals)のことです。

 持続可能な開発目標というと、少し難しく聞こえるかもしれません。わかりやすくいうと、世界中の人々が安心して満足できる豊かな暮らしを、将来に渡って持続して実現していけるようにしようということ。そのために、私たちの暮らしにあらゆる面から関わるのが、17の目標なのです。SDGsでは、この17の目標それぞれに、さらに細かい達成目標や数値を設定。2030年までの実現を後押ししています。

【SDGs 17の目標】

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  8. 働きがいも 経済成長も
  9. 技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任 つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

国、企業、学校、家庭で協力しながら目標を実現

 上で紹介した17の目標をみるだけでも、今、地球がどれだけ多くの難しい課題を抱えているかがわかります。そして、そのどれもが決して他人ごとではありません。地球に住む私たちが全員が、SDGsを「自分たちの問題」と考えて取り組むことが何よりも大切になってきます。

 実は、世界ではSDGsの前身として、2000年から2015年の「MDGs」(ミレニアム開発目標)で、発展途上国が抱える問題解決に取り組んできました。MDGsで達成できた目標もありますが、積み残された問題も多くありました。それらの残された問題を解決するには、途上国も先進国も一緒になって解決に取り組むこと、また先進国が抱える問題も同時に考えていくことが必要だと考えられたのが、SDGsです。世界中の国や地域、そしてそこに住む人々が17の目標を「自分たちの問題」として向き合うことが、解決の糸口になっていきます。

 例えば、日本に住む私たちが低価格で購入している洋服や日用品が、途上国で問題となっている劣悪な条件で働く児童労働につながっていたりします。地球規模の気候変動は全世界で対策を考えていかなければいけない問題といえるでしょう。

身近なところから考えるSDGsのヒント

 「世界が協力して取り組む」という言葉には、私たち個人も含まれています。政府だけでなく、企業、学校、地域、家庭という単位で、いろいろな人たちがSDGsを達成するために、協力し合うことが求められているのです。

 目標6の「安全な水とトイレを世界中に」を例に考えてみましょう。途上国では安全な飲み水が確保できていなかったり、清潔なトイレが使えない国や地域がまだまだあります。一方、日本では水道をひねるといつでも安全でおいしい水を手に入れることができますよね。ほとんどの家庭で水洗トイレも普及しています。

 でも、私たちが「水を大切に使おう」という意識を持つことで、日本ではさまざまな節水技術が進化。その技術が、途上国で水を少ししか使わなくていいトイレとして役立ったりしています。歯磨きのときの水の流しっぱなしをやめてみる。そんな小さな節水のアクションが、SDGsの目標達成に関係しているのです。

 同じような例は、生活の中でたくさん見つけられるはずです。子どもとマイバックでお買い物に行ったり、海や山にでかけたときに自然を守る大切さを話してみる。ジュースを飲むときに、世界ではプラスチック製のストローを紙製に変える動きがあることを、話して聞かせるのもいいですね。

 また、学校でもSDGsを教材にしたさまざまな授業が積極的に行われています。子どもに、「SDGsって知っている?」「SDGsのロゴマークを見たことがある?」などと、ぜひ聞いてみてください。もし「習ったことあるよ」「知っているよ」という返事があれば、子どもから詳しく教えてもらいましょう。

 親子でSDGsについて、知識を深めたり、学んだりすることが、幸せな世界の未来への小さな一歩となります。「Edu Towns SDGs」サイトを一緒にのぞきながら、自分たちにできるSDGsについて、アイデアを出し合ってみるのもいいですね。

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