Topics

ecomomアンバサダー体験レポート「夏休みチャレンジ2018」-後編-

食とくらしがつくる地球の未来 みんなでいっしょに考えよう

(2018/09/26)

» 前編はこちら

《DAY-2》ワクワク工場探検(味の素・花王工場見学)

(取材・文=長谷川亜弥子、写真=北山宏一)

食のエコライフを推進する、味の素

 DAY-2は台風の影響を受け、前日夜まで開催の判断が難しい状況でした。
交通状況も混乱し、「下の子の預け先確保も大変だった」というママも。
それでもみんなの願いが通じて、開始時間を遅らせて工場見学が開催されました。

午前中の舞台は味の素川崎工場。最初に味の素の環境への取り組みに関するお話が。おなじみの「ほんだし」に込められたエコな工夫を聞き、感心する声が聞こえました。

 味の素の工場では、「ほんだし」の製造工程を見学。かつお節を削ったり、みそ湯に「味の素」を加えるだけでおいしく感じる「うま味」も実感。自分で削ったかつお節を鼻の下に張りつけて「いい匂い!ずっと嗅いでいたい!」、持ち帰りたいという子もいて、とても思い出に残る体験になりました。

ただ味噌を溶いただけのお湯と、味噌と味の素を溶いたお湯を飲み比べたり、かつお節削りを体験したり。子どもたちはワクワクした顔で挑戦します。

 さらに「エコうまレシピ」のランチが、親子の笑顔をより一層引き出してくれました。

 素材本来の味を大切にして、食材に寄り添いながらも主張しすぎず、おいしさをサポートするレシピでした。

この日のランチは味の素の製品を使った「エコうま」ランチ。「おいしい!」「家でも作ってみたい」の声が、あちこちから上がりました。

 日本生まれとして有名な調味料「味の素」ですが、現在では広く海外で製造されています。味の素は、和風だしの素「ほんだし」も製造・販売していますが、さらに「ほんだし」の原料であるカツオの回遊ルート調査、カツオを活かし切る工夫、「食卓からのエコライフ」を推進する活動にも取り組んでいるそうです。

 子どもの魚離れが気になっていた保護者は、「魚に興味を持ってくれてうれしい」と話し、原料を活かし切る工夫を聞いた子どもたちは、「給食を残さないようにする」「小さくなるまで鉛筆を使う」と、暮らしの中で今の自分ができることを探していました。

 魚を残されてイライラするのではなく、おいしく食べてもらうレシピの工夫が大切だと気づいたことは、親子関係を良くするヒントまでもらったようでした。

水や資源のエコを考えた花王の工夫

 花王の工場では、洗剤の製造工程を見学。強度を保ったまま段ボールを薄くできる工夫をしたり、製品のサイズを1cm縮めたりすることで、一度により多くの材料や製品を運んで輸送時のCO2を減らす、プラスチックの容器を薄くして資源を節約するなど、環境に配慮したさまざまな取り組みを知りました。

昼食後は花王の川崎工場に移動。最初に工場の概要と見学ポイントについての説明がありました。
プラスチック容器の開発も、ここ川崎工場で行われています。新旧のボトルを持ち比べて、「わ、軽くなっている!」の声が。容器の進化を実感したようです。

 保護者は子どもの見学に付き添うだけでなく、子どもと同じ実験にも参加。

 汚れに見立てたインクのついた布に洗剤を垂らして水の入った容器に入れ、洗濯機のように振って、洗濯・すすぎ・脱水をしたときの変化を見るのです。

 すすぎ1回の新しい液体洗剤と、すすぎ2回の以前の液体洗剤とを比べてみると、違いは歴然!

 洗浄力の向上と節水にもつながる“すすぎ1回”の液体洗剤に、保護者からも「これほどの違いがあるとは正直思っていなかった」 「もっと早く知りたかった」「家ですぐに使ってみたい」と驚きの声があがりました。

みんなで協力して手を動かしたり、観察したり。だから「新しい洗剤は、本当に水が少なくて済むんだ」と、納得。

 味の素や花王は私たちにとって身近な企業。「でも、ここまで環境に配慮していることは知りませんでした。家庭はもっと資源を無駄にしている。反省しました」という言葉も、保護者から聞こえました。

少し変化が見えてきた、子どものエコ意識

 実は「夏休みチャレンジ2018」では、初日に宿題が出されていました。

〇エコなカレーを作って写真を撮ること
〇環境日記をつけること

 親子から「えー!」の大合唱

 帰り道「ママになんて伝えよう?」「どんなカレーがいいと思う?」と、子どもとパパの緊急会議が開かれていました。

 宿題の中でも環境日記は、慣れないうちは大変だったようです。初めのころは「今日も暑い」「地球温暖化の影響だ」と、同じような言葉を繰り返し書いている子もいました。

 でも毎日つけることで、子どもたちの“エコなアンテナ”が張り巡らされた様子。

 「ニュースで環境に関係することが取り上げられると、注意して観るようになりました」

 感心したという言葉が保護者から聞こえました。

 日記には、「弟が、こぼれた水をティッシュで拭こうとしたから、布巾で拭くように言った」というものも。「子どもが指摘してくるので、以前より注意してごみの分別をするようになりました」という保護者もいます。プログラムの目的通り、子どもを中心に、エコな行動の輪が広がり始めていることがうかがえます。

1 2

《DAY-3》めざせ! 未来のエコリーダー! >>

▲ページTOPへ