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【ニュース&トレンド】: 2018年1月号

ナインアワーズが独自のサウナを中核に新ブランド

新規事業

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「ドシー恵比寿」店にあるサウナ。温度は90℃前後に管理し、ミント水を熱したサウナストーンにかけることで、ミントの香りがただよう

 カプセルホテルを運営するナインアワーズは2017年12月13日、独自のサウナ施設を備える新ブランド「ドシー(℃)」を発表した。同年12月16日に1号店「ドシー恵比寿」を、2018年3月には2号店「ドシー五反田」を東京にオープンする。

 「9h(ナインアワーズ)」に引き続き、Design Studio S代表の柴田文江氏がデザイン全体のアドバイザーを、廣村デザイン事務所代表の廣村正彰氏がグラフィックデザインを担当。さらに今回はスキーマ建築計画代表の長坂常氏が加わり、内部の設計を手がけた。

 最大の特徴は、フィンランド式サウナの「ロウリュ」を体験できるようにしたこと。日本の一般的なサウナと異なり、室内は高めの90℃前後に管理。さらに通常の水ではなく、用意したミント水を熱したサウナストーンにかけることで、ミントの香りの蒸気浴を楽しめるようにした。サウナ後も一般的な水風呂ではなく、水が体に沿って静かに流れる「ウォームピラー」を採用。水流に優しく包まれる感覚を得られるという。

 「フィンランドが発祥といわれるサウナは、日本では温浴施設の一部として位置付けられ、日本独特のサウナ文化が浸透している。ドシーではサウナを原点から見直し、本場のフィンランド式をベースに独自のサービスとして再定義した」(代表取締役ファウンダーの油井啓祐氏)。

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水風呂ではなく、上から体を包むように水が流れる「ウォームピラー」(TOTO製)を採用。水温ごとにウォームピラーを備えている
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ドシーは既存のカプセルホテルをリノベーションして活用。ドシー恵比寿は建物の2階から9階までを使い、男女別の宿泊施設やサウナを用意

 サウナの導入は長坂氏が発案したアイデアで、油井氏もフィンラウンドのサウナを何度も訪問したり、国内のサウナを研究したりした。そこでサウナに対する独自の考え方が生まれたという。温度を表す単位「ドシー(℃)」をブランド名にしたのも、サウナを中核としたサービスとしてアピールするためだ。宿泊しなくても、サウナだけ入ることもできる。今後、9hに同様なサウナを展開するかどうかは未定。

 「恵比寿や五反田はITベンチャーも多い。旅行や出張での宿泊利用だけでなく、地元のビジネスパーソンにも手軽にリフレッシュできるサービスとして提供していきたい」と油井氏は話す。

(大山繁樹)

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