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【ニュース&トレンド】: 2016年6月号

無印良品と内田洋行、オフィスづくりを共同提案

オフィスのデザイン

2016年6月24日(金)

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国産木材を活用したオフィス家具によるオフィスイメージ。天然木の香りがオフィスに広がる

 良品計画と内田洋行は、国産木材を活用した法人向けオフィスづくり事業を共同で手掛けることで合意した。 4 月18日、共同開発したオフィス用家具の新製品4 品を発売。良品計画は収納に関するノウハウや「感じ良いくらし」を提案する力、内田洋行はオフィス設計の総合力と、それぞれが得意な分野のノウハウを持ち寄り、共同で国産木材を使ったオフィス提案活動を展開する。

 良品計画はこれまで個人客を相手にシンプルなデザインと機能的な商品やサービスが特徴の「無印良品」で人気を博してきたが、法人向けの事業を強化していく。内田洋行は従来型のオフィス家具だけでは十分に応えきれなかったクライアントのニーズに対応していきたいと考えている。

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人の手が触れるパーツであるデスクの天板や奥のユニットシェルフの棚板に、国産木材による木製中空パネルを使用している。シェルフのサイズは無印良品の収納用品のサイズに合わせて設計されている。

 例えば、企業や教育機関において、コミュニケーションの場であるミーティングスペースやリフレッシュエリアの居心地の良さを重視した空間デザインに対するニーズが高まっており、居心地の良さを実現するための方策として木材の活用が注目されているという。一方、国産木材の需要拡大を目的に、2010年に「公共建築物等木材利用促進法」が制定されるなど、政府も国産木材活用を後押しする姿勢を見せる。

 こうしたなか、両社が共同開発したオフィス家具は、「ユニットシェルフ」「ミーティングテーブル」「ワークデスク」「ベンチ」の4品。特徴は、国産杉を角材に製材する際に出る周辺材料(端材)をパネル材に加工した「木製中空パネル」を使用した点。従来であれば割り箸やチップ、燃料などにしかならなかった部分を有効活用した。

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木製中空パネルは、天然木の中心部を角材に製材する際に出る端材を使う。内田洋行の関連会社が持つ加工技術による。持続可能な林業を維持するためにも国産材の需要開拓は喫緊の課題だ

 ユニットシェルフは無印良品の収納関連商品に合わせた設計になっており、同社のファイルボックスやポリプロピレン製収納ケースがぴたりと収まるサイズ。収納だけでなく空間を彩るための無印良品の照明やグリーン(植物)、書籍などのコーディネートも活用し、「はたらく場にも、感じ良さを。」をキーワードに、今までにないオフィス環境を提案していく。新商品発表会での反応はかなり良いと言い、継続してオプションパーツの追加などを検討する。

(花澤裕二)

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