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【Editor's Eye / ニュース&トレンド】: 2015年8月号

立ちながら仕事できる「スタンドアップ・デスク」に注目

シリコンバレー・デザイン通信

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通常のデスクの上に設置でき、高さが調整可能なコンピュータ・スタンド。エルゴデスクトップ社が販売する(http://www.ergodesktop.com/)  ※画像は各社のサイトから

 米国の家具メーカーが次々と「スタンドアップ・デスク」と呼ぶ製品を販売し、話題を集めている。スタンドアップ・デスクとは、高さを自由に調整できるオフィス用の机のこと。例えば、ギークデスク社の製品は電動式で高さを細かく調整できるし、アンスロ社の製品は周辺機器の収納まで考慮したデザインにしている。エルゴデスクトップ社の場合は、通常のデスク上に設置して使う、高さが調整可能なコンピュータ用スタンドとして発売した。

 価格はデスクの場合で350ドルから。通常のデスクよりは高価だが、ここ数年で増えた。スタンドアップ・デスクのメリットは、座っているだけでなく立って仕事することもできる点。こうした業務スタイルに注目し、導入に積極的なのがシリコンバレーのIT企業だ。プログラマーやウエブデザイナーなど1日中、座って仕事をする社員が、健康上の懸念から座ったままだった業務スタイルを変えるようになった。

 これらIT企業の社員は今まで、定期的に立ち上がったり歩き回ったりして座りっぱなしを防いでいた。そうしたときに、立った姿勢で仕事ができるスタンドアップ・デスクが注目され、次第に広がり始めたという。スタンドアップ・デスクを利用した人々からは、「仕事の効率が良くなる」「エネルギーが高まる」といった声が聞かれ、好評のようだ。

 スタンドアップ・デスクとして、いろいろな種類が発売されている。電動式で高さを上下させるもの、キーボード用にデスク表面が2段になったもの、コンピュータやコードなどを収納できる付属品を装着しやすいシステムにしたものなど、かなりの選択肢が出ている。立ったまま仕事をする人向けに、特製のフット・スタンドもある。

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電動式で高さを細かく調整できるようにしたギークデスク社製のスタンドアップ・デスク(www.geekdesk.com)

 立って仕事をするスタイルが多くなるに従い、エクササイズをしながら机に向かえるよう、別にウォーキング・マシンなどをセットにして設置するオフィスも出てきた。適度な速度で歩きながら、パソコンの操作をするという。業務スタイルの変化に伴い、今後も新しい家具デザインが生まれそうだ。

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周辺機器の収納まで考えられたアンスロ社の製品(http://www.anthro.com/) 
(瀧口範子/ジャーナリスト)

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