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【Design of the Month】: 2015年12月号

中川政七商店、2015 年度「ポーター賞」を受賞

デザイン経営

2015年11月30日(月)

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創業300周年を迎える中川政七商店のロゴマーク

 工芸品をベースにした生活雑貨の企画・製造・卸・小売を手掛ける中川政七商店(奈良市)が、2015 年度の「ポーター賞」を受賞した。ポーター賞は独自性のある優れた戦略を実践し、高い収益性を達成している企業を表彰するもの。競争戦略論の第一人者、マイケル・ポーター教授(米ハーバード大学)に由来する賞で、2001 年に創設。これまで星野リゾート(2014年度)や良品計画(2007年度)などが受賞している。

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直営店「日本市」の商品例(「日本一かるた」)
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直営店「中川政七商店」の商品例
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直営店「遊 中川」の商品例(「遊 中川 花ふきん」)
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中川政七商店の中川淳・社長

 中川政七商店が高く評価されたのは、「日本の工芸を元気にする!」というビジョンの下、工芸品のSPA(製造小売)を確立した点。中川淳・社長は2002 年に同社に入社して以来、「中川政七商店」「遊 中川」「日本一」などのブランドで直営店を拡大。その過程で、「企業経営におけるデザインの活用」「中小企業のブランディング」に積極的に取り組み、同社の売り上げを約10倍に伸ばした。

 業界特化型コンサルティング事業も手掛け、各地の工芸品産地で企業再生を支援している。既に長崎県波佐見町の陶磁器メーカー、マルヒロ(ブランド名:HASAMI )など10 社以上の実績がある。「全国の産地に、新しいことに挑戦して成果を上げる企業の“一番星” を作っていきたい」。2016 年に創業300 周年を迎える中川社長は、今後も工芸を元気にするさまざまな施策を計画中だ。

(花澤裕二)

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