クローズアップ

高校の授業にもデザイン・シンキング、「考える力」養う

自分たちで課題を見つけ、アイデア出しから試作、プレゼンも

 新規事業の創造などイノベーション手法として企業や大学院が注目しているデザイン・シンキングが、高校の学習プログラムとしても熱い視線を浴びている。デザイン・シンキングについて学ぶためのワークショップを「授業」として取り入れ、高校生に「考える力」を養わせることが狙いだ。

 その1つが、横浜市にある高木学園女子高等学校で、應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の指導を受けながら「高木学園デザイン・プロジェクト」として、6カ月間のワークショップを3年前から開催。高校3年生が対象で、4月から開始してチームを作り、課題となるテーマを自分たちで考え、フィールド調査やアイデア出し、企画書やプレゼンテーションの資料を作り、最終的には発表会を行う。

  学校法人 高木学園の高木暁子・理事長は「21世紀を担う人材を育成するため、自分たちで考える力を身に付けさせたかった。学生たちは夏休みの間もワークショップに取り組んできた」と話す。企業がデザイン・シンキングを続々と採用している現状では、同手法のやり方を身に付けた学生は就職時などで有利になる可能性もありそうだ。

 2015年11月16日に慶應義塾大学・日吉キャンパスで開催された発表会では、学生たちが数人のチームに分かれ、これまで議論してきたプロセスや成果をプレゼンテーション。寸劇の形式で発表したり、自分たちで作成した簡易なプロトタイプを見せたりするチームもあった。

慶應義塾大学・日吉キャンパスで行われた高木学園女子高等学校の発表会。写真は「新発見!新片付け術」のタイトルで、掃除を支援するアプリを提案しているチーム
プレゼンテーションの内容に対し、ほかのチームからも鋭い質問が次々と飛んでくる

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